the spirit of gambaru

日本語の中で、日本語らしい表現の一つは「がんばって!」ですね。みなさんもこの言葉の意味はきっと知っているでしょう。

がんばる/がんばります: to do one's best, to hold on

シチュエーション別に使い方を見てみましょう。

① だれかを応援したり、励ましたりする場合

「がんばって(ください)」や、「がんばれ」 (Good luck. , Do your best.)

「がんばって(ください)」は リクエストの形、て形を使います。

「がんばれ」は命令形です。「がんば」を「がんば」に変えます。ただ、「がんばれ」と言っても、命令のようには 聞こえません。

② 自分が努力をしたり、ベストを出したい場合

「がんばります」や、「がんばる」 (I’ll do my best.) 

③ 他の人と協力する場合

「がんばりましょう」や、「がんばろう」 (Let’s do our best. , Let’s suppor each other.)

「がんばりましょう」は 「がんばります」の「ます」が「ましょう」に変わっただけ。

「がんばろう」は「がんばりましょう」と同じ意味ですが、よりカジュアルです。「がんば」が「がんば

ろう」に変わります。

④ 昔、女性向けのエネルギードリンクの広告で、下の文を見たことがあります。

(ドリンクを持ちながら、女の子が涙を流して言っています。 )

「私、もうちょっとだけ がんばれると思うんだ」

ここで、「がんばる」は可能形。I can do my best.

「もう ちょっと だけ」は only a little more.

「-と思う」は I think.

つまり、「今 私は疲れているけど、このドリンクを飲めば、もう少しがんばることができる(I’m tired, but if I drink this, I think I can keep going.)」という意味です。

日本人の間では「がんばる」をめぐって、賛否両論があります。日本人はもともと「がんばる」人たちなので、だれかに「がんばれ」と言われたら、もっとがんばってしまう。がんばり過ぎて、ストレスやプレッシャーが増してしまうかもしれないから、「がんばれ」を言わないように気をつけた方がいいという意見があります。

確かに、「がんばる」の定義には強い感じを受けますが、私たちが日常、友だちや同僚に「がんばれ」と言う時、「あなたは がんばらなければいけない!」という強い意味はないと、私は思います。ただ、友だちに温かい言葉をかけているだけだと思うのですが・・・

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“I hope” in Japanese Part 2