Are they adjectives? part 3
今日のテーマは「多い」と「少ない」です。この単語を見れば、最後に「い」があるので、「い形容詞」だと、すぐにわかるでしょう。でも、「多い」と「少ない」の使い方は他のい形容詞とはちがうので、注意してください。
形容詞とは、名詞を修飾する単語ですから、名詞の前に置くことができます。(英語も同じですね。)でも、「多い」「少ない」は名詞の前に置くことができません。
「多い」の意味は「人や物が たくさんいる/ある」ことです。また、「少ない」の意味は「人や物が 少ししか いない/ない」ことです。「いる/ある」の意味が含まれているのです。したがって、次のようになります。
1) 東京に 店が たくさん ある。→ 東京に 店が 多いです。(correct)
2) 小さい町に 子どもが 少ししか いない。→ 小さい町に 子どもが 少ないです。(correct)
次の例文はまちがいです。「多い」と「少ない」は名詞の前には来ません。
1) 東京に 多い店が ある。(incorrect)
2) 小さい町に 少ない子どもが いる。(incorrect)
「多い」と「少ない」は動詞のように文末でしか使えません。活用は普通のい形容詞と同じです。